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北を強く支持する中国――砲撃事件 国際社会と一線を画す

2010年12月04日

【新唐人2010年12月5日付ニュース】北朝鮮の砲撃事件に対し、中国は国際社会と違い、ずっと北朝鮮を擁護しています。ニュージーランド“新報”の陳維健(ちんいけん)編集長は、この中国の態度について、戦略的な意味から北朝鮮をずっと支持していると分析しました。

北朝鮮を擁護してきた中国の態度について、ニュージーランド“新報”の陳編集長は、周辺国との関係が冷却化している中国にとって、これは戦略上の意味があると分析。
NZ“新報” 陳維健・編集長
「中国が北朝鮮を支持するのは戦略的な意味があります。中国は再び毛沢東時代のように、北を堅く支持するつもりでしょう」
 
中国の呉邦国(ごほうこく)全人代委員長は先日、北朝鮮との友好関係を強めていくと発言。ロイター通信によると、12月1日、北京で北朝鮮の高官と会見した呉氏は、まったく敏感な話題には触れませんでした。中国が北朝鮮に圧力をかけるのは考えづらいと陳氏も述べます。
 
NZ“新報” 陳維健・編集長
「中国も米国の支援が必要です。少しはするでしょう。ただし効果は期待できません。中国は本気で圧力をかけないし、北も真剣に受け入れません」
 
さらに、砲撃は北朝鮮単独の考えではなく、中国の支持が重要な要素になるとも指摘。
NZ“新報” 陳維健・編集長
「北朝鮮は中国の承諾を得たのだと思います。国際社会が北に圧力をかける中、中国の支持がなければ、北はもちません。北朝鮮のやり方は中国の要素があるはずです」
 
日米韓は12月3日、北朝鮮を威嚇するため、大型の軍事演習を実施。一方、中国は北朝鮮の砲撃への非難を拒絶しました。これにより、事態の悪化が案じられます。
 
新唐人テレビがお伝えしました。

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